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Making the Studio Mine

​窯が搬入され、いよいよろくろ台や棚、作業台の設置にとりかかります。大好きな作業です。旧工房で使用していた、私が制作した組み立て式のものです。移動が簡単にできます。
以前より少々小さい工房なので、ろくろ台は幅をサイズダウンしました。
床は平では無く、蔵の木材も太さが違ったりで、水平垂直を取りながら差し棚を設置することに苦労しました。
道具や資料を置く棚を作りました。工房のスペースを有効に使います。また窯の部屋に、ツクなどの窯道具を置いたり、窯詰め窯出し作業時の台として使う棚を作って取り付けました。全て余った木材を使いました。
余った差し棚の脚を利用して、粘土を乗せる台車を作りました。耐荷重を考慮して木材をほぞ組し、キャスターを付けました。工房制作の中で一番のお気に入りで、重宝しているアイテムです。奥に置く粘土も楽に取り出せます。
床のコンクリートは経年劣化で所々くぼみがあるので、モルタルで部分的に補修しました。その後、作業台を組み立てていきます。床との間にポリ板を挟んで水平を取りました。主な設備は完成です。道具を収めながら使い勝手の良いように工房にしていきます。
ロフトの床は大工さんが元々蔵の2階で使われていた板を再利用して作ってくれたもので、板と板の間に隙間がありました。ロフトには資料や備品を置く予定で、下の作業場にゴミやモノが落ちないようにベニヤを敷き詰めガードを取り付けました。ベニヤのヘリは斜めにカットしてあります。
階段下も有効活用します。使わない食器棚を設置し、上絵の道具などを収納しました。また、もう1つ台車を作り、釉薬バケツを置きました。
赤土・白土細目の削りカス粘土を入れる樽を乗せる台車を作りました。樽は粘土で満タンになると相当な重さになります。通常は作業台の下に置いていますが、土練機で練り直す時など楽に機械の近くに移動できます。
制作をサポートしてくれる工房と道具たちです。気持ちよくスムーズに仕事ができるように準備しました。私にとって一番落ち着く場所です。これから共に歩んでいきます。
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