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Ari's Firing

3つの焼成方法を使う。

それぞれの方法で、20時間程度、1246℃程度まで上げて焼成する。
 
酸素を送りながら焼成していく
DSC_6537_edited.jpg
酸素の供給を制限しながら焼成していく。
モノから酸素が奪われる。
還元焼成で窯の火を止めた直後、薪を入れる。モノは炭化される。(強還元)
PXL_20220802_030259931_edited.jpg
酸化焼成
酸素を十分に供給しながら焚く方法
時間(h)
温度(℃)
着火-湿気抜き (約6時間)

























11


14





















​21






85





 
500
1200
1240
工房のドアを開け、窯の部屋の換気扇を回します。スムーズに空気を通し、酸素を十分に確保する為です。
窯のダンパーを開け、オイルタンクのバルブを開き、バーナーに着火します。エアーを開き、炎の状態が同じようになるよう油量を調節します。少しの隙間を空けてドアを閉めます。30分後、炎の様子を再度確認します。
​  *ダンパー --- 排気の通り道にある板を開閉することにより、物理的に気体の流れを通したり妨げたりします。


​3~4時間後、扉をさらに少しの隙間を残して閉めます。

さらに2時間後、扉を完全に閉めて、色味穴に手をかざし、湿気を感じなくなったら、色味穴も閉じます。扉の上下2か所に温度計付け1200℃にブザーを設定します。火力をUPします。
窯焚き (約15時間) 
火力をさらにUPします。
(4か所の炎の状態が同じになるように、エアーを開け、油量を調整します。それぞれのバーナーの上にある小さな色味穴と、ドアの下段の色味穴から炎の色、状態を確認します。)

2時間置きに火力をUPします。色味穴から炎の色、状態を確認し、温度計を確認します。

1200℃あたりから、上下の温度差に注目し、なるべく差がないように持っていきます。あまり火力を調整しないようにします。

​1230℃ 掛かっている時間を考慮し、火を止める温度を考えます。

ドア中央の大きな色味穴を開けて、①コーンの状態を目視し、②色味を一つ引き出し、釉薬の状態を確認します。(引き出した色味は水に浸けて急冷させる)

熔け具合がまだであれば、止める温度を少し高く設定します。

(再度色味穴を開けて①②を確認します。)

良ければ、窯の中の炎を安定させるまで待ち、数分ねらします。(温度をキープする)

​火を止め、ダンパーを閉めます。
30
冷却 (約64時間) ― 窯出し
貫入を避けるため、常温に近付いたころ窯の扉を開け始めます。時間をかけて少しづつ開けていきます。
引き出して釉調を確認した色味。
​右2つは、引き出して釉調を確認した色味。
還元焼成
酸素の供給を制限しながら焚く方法
時間(h)
温度(℃)
着火-湿気抜き (約6時間)

























11


14






































​21






85





 
500
1050
1240
30
工房のドアを開け、窯の部屋の換気扇を回します。スムーズに空気を通し、酸素を十分に確保する為です。
窯のダンパーを開け、オイルタンクのバルブを開き、バーナーに着火します。エアーを開き、炎の状態が同じようになるよう油量を調節します。少しの隙間を空けてドアを閉めます。30分後、炎の様子を再度確認します。
​  *ダンパー --- 排気の通り道にある板を開閉することにより、物理的に気体の流れを通したり妨げたりします。


​3~4時間後、扉をさらに少しの隙間を残して閉めます。

さらに2時間後、扉を完全に閉めて、色味穴に手をかざし、湿気を感じなくなったら、色味穴も閉じます。扉の上下2か所に温度計付け1050℃(銅を含む釉薬をかけたものがある場合は950℃)にブザーを設定します。火力をUPします。
窯焚き (約15時間) 
火力をさらにUPします。
(4か所の炎の状態が同じになるように、エアーを開け、油量を調整します。それぞれのバーナーの上にある小さな色味穴と、ドアの下段の色味穴から炎の色、状態を確認します。)

2時間置きに火力をUPします。色味穴から炎の色、状態を確認し、温度計を確認します。

1050℃(銅を含む釉薬をかけたものがある場合は950℃)で還元をかけます。
ダンパーを少し入れ、ドラフトを開けます。バーナーのエアーの窓も狭くします。
炉内が酸欠状態になります。

​  *ドラフト --- 排気の通り道、ダンパーの近くにある、レンガで開閉できる窓。開けることにより炉内から煙突への空気の排出を抑えます。


色味穴を開けると炎が噴き出します。度々炎の強さや状態を確認し、油量を調節します。

1100℃ スス切りをします。 酸欠状態(不完全燃焼)で焼成しているのでススが溜まります。一時的に酸化状態(ダンパーを開けて、ドラフトを閉める)にして、ススを焼成します。

1200℃ もう一度スス切りをします。上下の温度差に注目し、なるべく差がないように持っていきます。還元焼成の場合、上下の温度が逆転することがあります。
炎の強さと状態を一定にキープしますが、あまり調節しないようにします。

​1230℃ 掛かっている時間を考慮し、火を止める温度を考えます。

ドア中央の大きな色味穴を開けて、①コーンの状態を目視し、②色味を一つ引き出し、釉薬の状態を確認します。(引き出した色味は水に浸けて急冷させる)

熔け具合がまだであれば、止める温度を少し高く設定します。

(再度色味穴を開けて①②を確認します。)

良ければ、窯の中の炎を安定させるまで少し待ち、
​火を止め、ダンパーを閉めます。
冷却 (約64時間) ― 窯出し
貫入を避けるため、常温に近付いたころ窯の扉を開け始めます。時間をかけて少しづつ開けていきます。
ドラフトを開けた
引き出して釉調を確認した色味。
炭化焼成
酸素の供給を制限しながら焚き、最後に薪を入れ炭素を吸着させる方法
時間(h)
温度(℃)
着火-湿気抜き (約6時間)

























11


14






































​21














85
500
1050
1240
工房のドアを開け、窯の部屋の換気扇を回します。スムーズに空気を通し、酸素を十分に確保する為です。
窯のダンパーを開け、オイルタンクのバルブを開き、バーナーに着火します。エアーを開き、炎の状態が同じようになるよう油量を調節します。少しの隙間を空けてドアを閉めます。30分後、炎の様子を再度確認します。
​  *ダンパー --- 排気の通り道にある板を開閉することにより、物理的に気体の流れを通したり妨げたりします。


​3~4時間後、扉をさらに少しの隙間を残して閉めます。

さらに2時間後、扉を完全に閉めて、色味穴に手をかざし、湿気を感じなくなったら、色味穴も閉じます。扉の上下2か所に温度計付け1050℃(銅を含む釉薬をかけたものがある場合は950℃)にブザーを設定します。火力をUPします。
窯焚き (約15時間) 
火力をさらにUPします。
(4か所の炎の状態が同じになるように、エアーを開け、油量を調整します。それぞれのバーナーの上にある小さな色味穴と、ドアの下段の色味穴から炎の色、状態を確認します。)

2時間置きに火力をUPします。色味穴から炎の色、状態を確認し、温度計を確認します。

1050℃(銅を含む釉薬をかけたものがある場合は950℃)で還元をかけます。
ダンパーを少し入れ、ドラフトを開けます。バーナーのエアーの窓も狭くします。
炉内が酸欠状態になります。

​  *ドラフト --- 排気の通り道、ダンパーの近くにある、レンガで開閉できる窓。開けることにより炉内から煙突への空気の排出を抑えます。


色味穴を開けると炎が噴き出します。度々炎の強さや状態を確認し、油量を調節します。

1100℃ スス切りをします。 酸欠状態(不完全燃焼)で焼成しているのでススが溜まります。一時的に酸化状態(ダンパーを開けて、ドラフトを閉める)にして、ススを焼成します。

1200℃ もう一度スス切りをします。上下の温度差に注目し、なるべく差がないように持っていきます。還元焼成の場合、上下の温度が逆転することがあります。
炎の強さと状態を一定にキープしますが、あまり調節しないようにします。

​1230℃ 掛かっている時間を考慮し、火を止める温度を考えます。

ドア中央の大きな色味穴を開けて、①コーンの状態を目視し、②色味を一つ引き出し、釉薬の状態を確認します。(引き出した色味は水に浸けて急冷させる)

熔け具合がまだであれば、止める温度を少し高く設定します。

(再度色味穴を開けて①②を確認します。)

良ければ、窯の中の炎を安定させるまで少し待ち、
​火を止め、ダンパーを閉めます。焚口に板を入れ、エアーの窓を開放します。
薪を投入します。窯の上部の穴の数分開き、炉内の炎を回します。

薪を投入します。窯の上部の穴の数分開き、炉内の炎を回します。

​薪を投入します。窯の上部の穴の数分開き、炉内の炎を回します。
30
冷却 (約64時間) ― 窯出し
貫入を避けるため、常温に近付いたころ窯の扉を開け始めます。時間をかけて少しづつ開けていきます。
1170
1100
​薪の投入口
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